「教えることは学ぶこと」というのは英語を教えている頃に深く実感したことでしたが、ヒーリングの分野に移行した後にしても同じことでした。

養成講座では思わぬところでいろいろなことに気づいたり、教えられたり致しました。生徒さんや他の講師の先生からは言うまでもなく、不可視の存在からも教えていただくことも少なくありませんでした。「ん?!不可視の存在?」と思われる読者もありましょうが、それが本当なのですね。20年前の、いいえ、10年前でも、自分自身そんなことを耳にすれば、「なんですって?嘘でしょ・・・・。」の一言で片付けてしまったかもしれません。
そんな世界が実際にあるのは、本で知識として得ることはよくありますが、体験を通してのみ本当に実感することが出来ます。素晴らしい展望が人生に一気に広がるのを感じます。

見えるものだけを存在として認めることが、どんなに皮相で偏狭であるかということは、ちょっと他の事に置き換えてみれば明白なことなのですが、私たちの認知力は感知力は、意識しないうちに社会や文明の中でのグループ心理による枠付けや刷り込みによって本当のことが見えない、見ないようになっているのではないでしょうか。枠組みがあまりに身について、その外のことは考えてもみないのでしょう。

先入観や、偏見を捨て、真っ白い心でもう一度見直すことで、実はこの世界にはいろいろな面、ファセット、層、次元のようなものがあるのだということを感じられるようになっていきます。美しい、純粋な気持ち、愛のバイブレーションを持つことで、誰にでも繋がれる美しい世界があることを実感できるようになります。

こんなことが起こり得るなどと、夢想だにしなかったことがよく起こります。

昔、ラジオ局に文化放送というのがあって、私はかなり長いこと「百万人の英語」という番組の講師をしていた頃があります。毎週、曜日によっていろいろな講師が担当し、講師の個性や特色で毎日番組に興味深い変化がある番組でした。英語の好きな高校生、大学生、一般の人にとても人気のあった番組で、私も高校時代からテキストを買って、視聴者の一人として聞いていたものです。そんな高校時代をすごし、大学を卒業し、しばらくアメリカに滞在して帰国の後、たまたまその番組に講師として番組を担当するようになってかなり長い間続けさせてもらいました。自分の番組をモニターしていたときなど、自分の声がラジオから、”Good evening, everyone!”などと流れてくるのを耳にすると「アレッ」と思ったり、自分の顔写真や書いた教材がテキストに載っていたりするのを目にすると、「本当カイ?!」とつぶやいたりもしました。

今、それと同じような感覚を再び味わっています。

ものの本で読んだこと、例えば、紀元前の昔から,敬虔な祈りへにのみ与えられる神からの啓示とか、答えとか、奇跡として表現され、伝えられてきたようなことが、私の前でしょっちゅう起こっているからです。

例えば、セッション中に体感することです。
セッションが始まりますと、 まず、自分の波動を整え、クライアントに身体をリラックスしていただくステップをとります。続いて、その個人に適した形の誘導をしていくと、徐々にクライアントの波動も変化してきます。この過程を一般に催眠療法と表現するのでしょうが、私は今、ちょっとその言葉に違和感を感じ始めています。(何か良い表現がないものでしょうか。)

そしてクライアントのバイブレーションが整い、またその必要性があると、時として「光」がクライアントの目の前にやって来ることがあります。

その光には人格(?)個性、知性、洞察力が備わっており、なによりも愛を持ったエネルギーとしての存在です。その光が直接、クライアントの悩みや疑問にしっかりと答えてくれるとお伝えしたら、果たして、読者には信じていただけるでしょうか。

その答えや洞察力は、人智を超えておりながら、的確かつ愛に溢れています。時と空間を超えて、真理を含み、美しさ、調和さえ感じます。

そのセッションを始める前にカウンセリングの時間をとり、クライアントの心のうちにあるものをお聞きしたり、生い立ちや家族、人間関係などを教えたいただきます。すると、おおよその原因が推察できることがよくあります。私でなくても、何百、何千というケースを通っていれば誰にでも体験的に理解できることです。

セラピストとしては、クライアントに直接お話はしないのですが、頭の中では、「多分、コレコレこういうことが背後にあるかもしれない」とか、「原因はおそらくこんな風なことだろう」などという考えを持ちながら、セッションを始めることも少なくありません。

ところが、光による回答というか、説明というか、クライアントに対してのアドヴァイスは、私などの個人的な見解や洞察を遥かに超えた、いえ、どんなに優秀な人間のものであろうとも、人の頭脳から出た考えや見解の制限を超えて、真理とも言うべきものだけが持つ、深遠さと美しさ、そして英知、善などというすべてを併せ持ったものです。それらは単に抽象的なものではなく、クライアントのケースに即した実際性、具体性をも持っており、その完璧さに驚愕し、深く深く頭を垂れてしまうのです。

光は、時としてクライアントにはバイブレーションが高すぎて、受信不可能な場合もありますが、そういう場合はまた違った光の存在との邂逅を誘導します。

キリスト意識に同調させて、チャネリングを通して答えを得ることも少なくありません。それは優しい、暖かいバイブレーションの白い光です。そのエネルギーは愛の波動で、深く傷ついた心を癒してくれるのです。昔の私でしたら「ええ〜?・・・うそでしょう」と一笑に付したでしょう。
実際、クライアントの必要性に応じ、セッション中に私が媒体となり、キリスト意識のヒーリングエネルギーをクライアントの身体に直接お渡ししますと、素晴らしい癒しが起こることが少なくありません。
そんな時、横になっている身体全体が浮き上がるように感じる人もあります。突然、暖かさを感じる人もおられます。観察していると、クライアントのエネルギーが、急に変化するのがよく分かります。顔色も変化しますし、身体全体が発する波動が変わったのが顕著に分かります。そして、クライアントの心、そして身体に深い癒しが与えられ、同時に知的レベルでも問題への深い理解と、そして何よりも貴重な魂からの変容が起こります。

そんな時、私は畏敬の念に打たれ、言葉もなく感動しています。

なんと幸いなことに、自分ががその癒しに多少でも関われること、そして、不可視の存在の確かな実在を知りえたことに、心から感謝の念を持たざるを得ません。

多くの人々、特に政治家や世界や国を動かしている人たちに体験していただけたら・・・と願ったりもしています。