今回のセラピーでは過去世を見るのではなく、ハイアーセルフと数年前に亡くなった兄との再会をテーマにしました。

●ハイアーセルフとの対話

安藤さんの誘導でハイアーセルフのいる空間(過去世よりもずっと高い次元の 波動を感じる)へと
つながってゆく。

やがて白い服を着て七色に輝く精霊のような女性のイメージが見えてくる。
髪が長く優しい雰囲気の美しい女性だ。はじめはぼんやりとしてきたが、安藤さん に波動を高めて
もらうと段々その次元にしっかりといることができるようになる。

そこは地球よりもずっと高い場所にあるようで、女性はそこから地球をいろいろ 見ているといいます。
良いことも悪いことも…。そこから見える地球はとても 美しい。
人間の私が見ている地球はかりそめの姿、本当はとても静かで清らかな澄み切ったエネルギーに
満ちています。
女性が見ているのは高い次元の地球で、 いわば地球の魂のようです。 女性はそこから自然の
エネルギーを調節し整えるといった手当てをしているそうです。ずっと昔に遠い惑星から来て、その
とき地球の魂がすごく好きになり地球 で暮らそうと決めたそうです。

───あなた(クライアント当人)と(その女性)のご縁はどんなものですか?

人間である私は、女性の魂が小さく分かれたもの、『本質』を分け与えてもらったものです。女性は
ここで地球を見ているのが好きだけれども、実際に地球で暮らす ことはできないので、小さく分けて
地上に降ろした。だから、地球上にはほかにも 同じ魂を持った人間が何人かいます。 地球の魂と
いうものもあって、その女性の魂ととても仲が良い。どうやらその魂は 男性のイメージがする。
そして、その地球の魂を分けた人もいるようで、それぞれが出会うことをハイアーセルフは楽しみ
にしています。

点在する魂同士がお互いつながって、地球全体を覆う光のネットワークを形成しネルギーを調和
させることで地球の波動が魂のレベルに近づいてゆきます。 本当の地球は、水とエネルギーで
できたすごくきれいな惑星だといいます。

───そのエネルギーとはどういうものですか?

例えば、調和していないものを調和させる働きがあります。そして通常の地球上の エネルギーの
ように減少することなく、一定の同じレベルで持続してゆきます。 またエネルギーのかけ方によって
は、増やすことができるというものです。 それによって生命や生態系そのものの波動があがります。
物質全体が蘇生化し純度が高まってゆきます。

現在の地球という惑星には、重みやばらつきがありますが、波動 があがることで物質がきめ細やか
になり均質化します。 それによりひとつのエネルギーやメッセージが伝わりやすく、またその速度が
あがって ゆくことになります。

───それは個々の人間の個性とはどう関係しますか?

いま個性というものは、自己主張やエゴの表われといったところに主眼が置かれて いますが、
これからは地球という有機体の中で自分が果たす役割やエネルギーの表われという本来のものへと
変化してゆくので、いまの個性の在り方とは少し違うものとなってゆくでしょう。

例えば、合唱やオーケストラのように全体で一つの歌や音楽を生み出す場合、自分が ソプラノなのか
ピアノなのかバイオリンなのかトランペットなのか…なにか役割 (パート)があって、自分の特性という
ものがはっきりしています。 それが本来の個性というもので、それと同じように地球上でも水のエネル
ギーを伝えやすい人、大地のエネルギーを伝えやすい人がいるのです。

───その変化はこの何年位に起こってきますか?

おそらく早い場合、七・八年後くらいだと思います。

●光の存在(兄)との対話

光のような、あたたかい日だまりのような存在が近くにいることを感じる。

姿は 変わっていて、生きていた頃の個性や思いなどは感じさせない存在になっているが、 数年前に
なくなった私の兄だということがわかる。いままで出会った存在とは違うエネルギーを感じる。
白い光、サポートするエネルギーを感じる。 とても温かくやさしい兄のエネルギー。 早くに亡くなって
しまったけれど、それに対して残念に思ったり悔やむといった感情はない、私自身も悲しむ必要はな
いというメッセージが伝わってきます。

彼は家族や友人などまわりの人々に光を与えてその人の内面を照らし、大切なこと を気づかせる
役割を持った人生だった。そういう役割を持った人は、時々出現して はまた消えてゆくことがある。
でも、また形を変えて戻ってくるといいます。

───私と兄との出会いはどういうものだったのですか?

別れることが合図になっていて、それによって自分の本質というものに気づいて ゆくための出会い
だったという。それまでは平凡に幸せに暮らして、でも必要な 時が来たら別れて、それぞれが別の
ところでそれぞれの役割を果たすように約束を していたという。物理的に私たちは離れてはいるけれ
ど、魂の次元では重なって いて助け合っているといいます。

───けれど、別れには大きな悲しみがともないますよね…?

悲しみというものも、やはり愛なのです。 そして、悲しみの中からしか見えてこないものもあります。
まっすぐに本質を見る正しい目、悲しみの目が一番本質を見ることができます。本質がわかれば、
その悲しみは「傷」ではなく深い「愛」に変わってゆきます。そしてきれいな水を たたえた静かな湖の
ような深い愛が広がってゆくのです。
悲しみと愛とは近いもの、本質的にとても似ています。 人を愛した時に失った時の悲しみもあれば、
嫉妬や憎しみが悲しみを生むこともある。光と影、表裏一体の関係です。 しかし対象にかける愛では
なく、相手を愛する気持ちを通じて自分の心の中に 生まれ広がり深まってゆく湖のような愛がとても
大切なのです。

その深い愛の湖はそれぞれ深いところでつながっていて、地球ともつながって球のエネルギーの源と
なっているのです。

※その後は、安藤さんと私に対する個人的なメッセージが続く。

●セラピーを終えて

セラピー後はしばらくの間、胸に静かに広がる感動を味わっていました。
亡くなった兄は、私にとってどうしても忘れられない存在でした。やさしくて 温かくて、生まれた時
から見守っていた人。 ささいなしぐさや言葉を思い出すと、必ず愛情の深さもよみがえってきます。
会社帰りの私を駅の改札で待っていてくれた最後の姿を思い出すとあまりにも つらくて、ああ何も
かも忘れて新しくやりなおせればどんなにいいだろうと何度も思いました。

あんなに大切に育ててもらったのに、私はなにもできなかった。 すりぬけてゆく大切な人の魂。
自分の無力さを思い知って悔しくて悲しくて。 その悲しみが、私が自分自身の本質を見つける道の
スタートだった気がします。

「爽」で出会えた兄の魂は、あの頃の物理的な存在の兄ではありませんでしたが、 それでもより
大きく明るい存在となって私とつながっていたことを知り、とても 嬉しかった。別々の所にいたと
しても、あの人が生きて役割を果たして働いているのなら、私も役割を果たして働こう。嬉しさと
共にそんな風に思いました。

私の持っていた「傷」は、いつのまにか「愛」に変わっていたのかもしれません。 そして、今回の
セラピーでは私たちが住む地球や人間社会という範疇を超えた不思議な光景もたくさん見ました。

水とエネルギー体でできている地球を見ている女性、球を囲む光のネットワーク 心の中に広がり
深さを増していく愛の湖 故郷の惑星を失って原始の地球に降り立つ人、どれも美しくそして懐かし
くいつまでもその中に漂っていたい光景…。

その光景は私が子供の頃からずっと夢見ていて、この現実の世界で探していた世界で あることは
確かですが、その「真実性」ということになると、正直いまの私自身には 判断できないことです。
ただ、私に一ついえることは、私たちは悲しみや苦しみを通して人を自分を、そして この地球を
愛することを身を持って体験しているというということ、それは紛れもない 真実であるということです。
この身を、魂をふるわせるほど愛することを、誰に教わった わけでもないのに私たちの魂は生まれた
ときから知っているのです。

愛しているからこそ、私たちは幾多の悲しみや苦しみを味わい涙を流し続けている。 愛する人の
深い傷を自分のものとして、いえ自分のものとすらできない苦しみを 背負って、さらに深い悲しみ
とともに歩いてゆくしかない存在なのです。 けれど、もしその悲しみこそが「愛」につながる道
だったとしたら、私たちは何と深く尊い道を歩いてきたのでしょうか。

そして、その道は一体どこへと続いているのでしょうか。
最後に、再び開いた『カミーノ〜魂の旅路』(シャーリー=マクレーンさん著、 山川紘矢・亜希子
ご夫妻訳、飛鳥新社)からの抜粋を引用してしめくくります。

「世界中にある苦しみはすべて人類が地球上で犯したカルマの結果なのだろうか? だからこそ
私たちは自分の中に入っていき、時を超えた自分の本質を見つける 必要があるのだろう。自分は
何者なのかを知ったとき、私たちは自分の本当の喜び や悲しみを知る。それを、自分に許したとき、
私たちはカルマの束縛から解き放たれて、前に進むことができるのだ。」(9章 愛の学び/P130)

「地球は人類の集合意識に正比例して呼応している生きた有機体だ。──その逆では ないのだ。
人間の集合的な霊的意識が実際に自然のエコロジカルな動きを形成し、 調和させていた。
人間の霊的エネルギーは自然よりも、ずっと強力だった。」 (15章 レムリア/P233)

「おまえたちは自分たちは別々のものだと思うかもしれないが、実はそうではない。 (中略)おまえが
聖なる神を心と頭で愛することを学び、おまえの隣人を自分のよう に愛するとき、おまえは自分と互い
の中にテレパシーのエネルギーを湧き立たせ、 おまえたちの集合意識が傷つかないように守り、
それをいやすのだ。なぜなら、魂がすべてに刺激を与えるからだ。
魂はまわりの自然環境にも影響を与える。魂がすべて なのだ。」
(18章 ツインソウル/P299)